ようやく涼しくなってきました。今日は真面目に草刈りできました。神社のまつりも終わって、いよいよ秋ですね。
さて、今回は謎解き制作についての紹介です。とはいっても、今回はもう基本的にCLAYSTONE様に一任しました。1年目ですし、デビュー作とはいえ、メンバーの方は他の観光地での周遊謎解きを制作したご経験もおありでしたし、基礎となる情報と条件だけお伝えして制作をお願いしました。条件としてはざっくりと
①ひまわりの里を歩いて楽しめるもの
②極力、当日の人員が必要ないもの
③初見の人も謎解きファンも楽しめるもの
④観光センターの利用促進、北竜町のPRに繋がるもの
といったものです。それぞれ詳しくみてみましょう。
①は当然なのですが、特徴的なのはひまわりの里にあるデッドスペース。「ノンノの森」や桜並木など、期間中にすら利用者がほとんどいないスペースがかなりあります。こうした箇所の有効活用に繋げたいという思いもありました。
②は、私自身が農業で飯を食っているので、それに差し障りがないようにしたいということがありました。空いた時間に行くのは全く構わないのですが、流石に防除の時期とも重なるため、出突っ張りとはいきません。今年は期間中、田んぼに水を入れるパイプラインが爆発するという前代未聞の事態も起こったので助かりました……
③は基本ですが、とても難しい設定です。個人的な偏見をいえば、観光地の謎解きって、買ってやるくらい面白いのが少ないと思うんです。謎解き好きならばそれを目的に足を運ぶこともありますが、私は少しがっかりしたこともあります。かと言って、ひまわりの里の観光客に対してガチガチの謎解きがヒットするのかは未知数です。なので、とりあえずデータもないので、手軽さ重視とやりごたえ重視の2コースを用意してもらうように依頼し、そして本格派の方には両方買うと挑戦できるガチの難問ギミックが欲しいとお願いしてみました。そしてしっかり大満足のものを用意して下さいました。
④は、前回までの記事の通り。ここでは、こちらから合言葉を記入して投書すれば特産品が当たるようにすること、そして観光センターで利用できる300円割引クーポンの同封を提案しました。こうすることで、謎解きの途中に観光センター内で休憩するような格好になれば、自然と利用者は増えると考えたわけです。
こうして、CLAYSTONE様からは雪解け前に、
向日葵に聞く物語
のご提案を頂くことになりました。
私は相談しておきながら、どうやってひまわり畑で謎解きをやるのかさっぱりでしたが、なるほど。これだけのことができるのかと感心しきりでした。
残す制作過程は、ほとんど書くようなことはないように思えます。色々と設置しなくてはいけないものがありましたので、役場や「世界のひまわり」を担当している中学校などに通いながら、全ての謎ギミックが仕掛けられるように調整していたくらいです。面倒でしたが、まあ手間だけ…といった具合でした。そして、宣伝関係などに取り組みつつ、本番を迎えるに至りました。
基本的に3月中旬〜6月上旬までは農繁期なので、CLAYSTONE様からの提案に目を通しながら打ち合わせるということ以外はほとんどできませんでした。余談ですが、この間に盲腸で入院して手術したり、農業関係で大きなミスをしたり、開催当日に前述のパイプライン爆発事件が起きたり、期間中に台風で設置物がぶち壊された上、稲が風でぶっ倒れたりと、割と散々な1年でした。無事に開催できただけでも喜ばしい……
かくして、今年の夏に開催した『向日葵に聞く物語』のお披露目へとつながったわけでした。
というわけで、制作の話はだいたいこのくらいな感じがします。これ以外にもし興味がある方がいれば、コメントでもXでもなんでもいいのでご連絡を頂ければ、もう少しちゃんと話します。そのうちブログの問い合わせフォームでも作ろうかと思います。謎解き企画の連投は一旦ストップして、あとはぼちぼちブログを続けて行こうかと思いますので、興味のある方は引き続き宜しくお願いします。
それでは、今回はこのあたりで。閲覧頂きありがとうございました。