北竜町農家のなんとなく

北海道北竜町の農家がほそぼそ考えたこと。

謎解き企画やりました④制作依頼だ!

 先日、草刈りをしてスポーツドリンクを飲むと、塩っぱかったです。これはいけませんね、りんちくです。

 

 さて、前回の記事で実現への根回しはまあまあの感じで進めましたが、肝心要の謎解き制作についてはまだ触れていませんでしたので、今回はそれを中心に書きます。

 まず、謎制作については端から自分で作るつもりなど毛頭ありませんでした。自分で北竜ボドゲ会などの場でいつかやりたいとストックしていたネタはありますが、当然ながら周遊謎解きはデザインからアイディアまで全く違うスキルが必要です。Xなんかでの「謎解き考えました」の投稿ならまだしも、観光地で販売するに耐えられるものが作れるとは全く思えませんでした。また、北竜町に関わってくれる人材がいれば、それは今後の町にもプラスになると思いました。

 というわけで餅は餅屋、謎は謎屋。プロに頼ろうとしますが、どう依頼して良いものか、手順も窓口も予算感も正直さっぱりでしたので、勉強しながら手探りの取り組みとなりました。

 はじめは、近隣市町村で軽めの掲示物を利用した謎解きをしていたのを見たことがあったので、電話で問い合わせてみることにしました。規模的には自作だろうと予想して電話すると、やはり的中。かなり気さくな方もいたので話してみましたが、周遊謎解きを作ってくれそうな相手ともなると皆目見当がつかないとの声も。そりゃあそうだ。やろうとして企画書まで書いた私がそうですもの。

 なにか参考にならんかと他の周遊謎解きを見ると、制作には一度ならず聞いたことのある脱出ゲームなどのビッグネームがずらり。流石に個人で頼むようなものではないだろうと、他の方法から探してみることにしました。他に謎解き開催経験談についてのブログなどの記事を調べてみると、イベント型の相場や請け負い先みたいなのがヒットしたので色々読んでみることに。ですが、周遊型の、しかも観光地で、となるとなかなか見つからず。そりゃあ、周遊謎解きなんて個人でなんて頼まんよな……。一週間くらいは記事を読んだり、ビッグネームに依らない道内の謎解きの主催者に問い合わせたりしてみましたが、大概は自作、多くとも2、30人規模を想定したのもので、なかなかイメージが掴めない状態になりました。

 そして、なんだかもう知見集めは無理な雰囲気になったので、11月ころからとりあえず動いて見ることに。はじめは無料の企業マッチングサービスに問い合わせてみることにしました。マッチングの要件は、要約すると

①観光地での周遊謎解きキットの作成を依頼したい

②観光地の有効活用、地域振興を目指すもので、地域の特色などを理解した上で取り組んで欲しい

③販売方法や謎解きの形態に制限があるので、予算の見積もりを含めた条件以前に、まずその趣旨と形態について可能か相談させて欲しい

といったもので相談しました。

 流石マッチングサービス。数日で「マッチングしました」との連絡が来ました。が、全て「謎解きイベントということで、宜しければ見積もりをお出しします」という判を押して署名を変えただけみたいなものが4通でした。BOTか!?とりあえず条件が伝わっていなかったら嫌なので、上記の形態や趣旨について相談したいという旨の返信をしましたが、尽く返信なし。BOTか!?まあ、元々場違いだとは思っていたのですぐに忘れることにしました。(本当に忘れていましたが、春間近の4ヶ月後に1通だけ返事がきてました。タイムカプセルかよ)

 埒があかないし調べるのももう面倒くさいので、もう「謎解き 制作」でググってぶつかったところに電話、メール作戦に切り替えました。大手は予算などおっかないところもあるので避けて、サークルなどを中心に問い合わせてみましたが、かなり話を聞いてくれるところもありました。やはり実感したのは、しっかり趣旨から話を聞いてくれるということが一番重要だということでした。これでなんとか、選定するための数件を見出すことができました。

 そして自分なりに、その中で一番地域振興と周遊謎解きということをしっかり理解してくれたように感じたのが、今回大車輪どころかジェットエンジンの様に制作に取り組んで下さった、

CLAYSTONEさん

だったのです。なんと今回がデビュー作ということでして、後に「なんで実績もないうちに頼んでくれたんですか?」と聞かれましたが、こうした理由です。つまり、ざっくり言えば片っ端から聞いてみるなかでたまたまぶつかって、なんだか良さそうな気がしたということです。なんかすみません。こっちとしては下調べせずにサイコロで買った馬券が大化けした感じで運が良かったです。

 というわけで、制作者様も決まり、これで打ち合わせをしながら夏まで制作に取り組み(と言っても、私はチェックくらいですが)、販売にこぎつけることになったわけです。

 

 ひとまず、謎解き実施準備までは書き終えたので、ここまでとします。もしこのブログを見つけて、もう少し詳しい話を聞きたい人がいらっしゃれば、気兼ねなくコメントでもXでもLINEでも電話でもなんでもどうぞ。

 

 さて、次回からは、制作についての話なんかもできる範囲で続ける予定です。ですが、ブログ継続のモチベーションアップの為に心の吐瀉物みたいな趣味の話も書き出しているので、そっちもあがるかもしれません。ブログ名通り、なんとなく書いていきます。

 それでは、閲覧頂きありがとうございました。