北竜町農家のなんとなく

北海道北竜町の農家がほそぼそ考えたこと。

謎解き企画やりました⑥やってみての所感

【前回のなぞなぞ】

天敵や獲物に紛れ込もうと擬態しても、すぐにバレちゃう生き物ってなーんだ?

 

答え 蜘蛛(スパイだー!)

 

 稲刈りがようやく半分終わりました。天気も崩れてきますし、不安は募ります……。

 

 さて、個人で企画したひまわりの里オリジナル謎解き「向日葵に聞く物語」。本当は稲刈り後にまとめをするつもりでしたが、いつになることやらなので、とりあえずやってみての感想などを少々書こうと思います。細かなまとめは追い追いやっていきますが、ひまわりの里会場の雰囲気などを中心に。

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 遊んで頂いた方の感想としては、かなり好評で、本当にやって良かったと思いました。本当に狂ったように暑くて、正直「こんなん謎解きとか無理じゃね?」と企画者本人が思うくらいでしたのに、皆さん満足して頂けたのは、CLAYSTONE様の謎の出来が素晴らしかったことに尽きます。

 

 その分、企画した自分としては、「思ったよりも手にとってもらえなかったので悔しい」という気持ちもあります。とりあえず1年目ですので、こんなもんかとも思いますが、謎解き自体の出来が素晴らしかっただけにもう少し考えてはいきたいと思います。

 とりあえずベースとして、観光客は全体的に少ない&例年以上に滞在時間が短かった様に思います。というのも、例年ピークを迎える8月第一週の土日、北空知に避難勧告が出るほどの大雨が降りました。これは大きかったように思います。ひまわりもかなり痛みましたし、次の週には台風も襲来しましたのでこれは仕方ない。

 また、今年は寄り道といった風の方が多かったように思います。これは(別に終息はしてませんが)コロナ禍の制限が緩和された雰囲気のため、全道各地でイベントが復活したことも一因な気がします。実際、ビラ配り&手売りを実施したときに、家族連れの方なんかはかなり興味を持ってくれても、秩父別の子ども向け施設や、旭川に行く予定だという返事が多かったです。土日なんかは2時間ほどで10件以上その返事を聞いたので、流石に偶然ではなさそうです。

 

 さて、次に謎解きという商材についてです。ざっくり言うと、可もなく不可もなく。まだ反応というか、受けがどれほどなのかは一年では掴みきれなかった気がします。宣伝不足もあってか、畑を見たあとに見つけたからしんどい、時間の余裕がないとの声が、販売してくれた「あかるい商店」でも聞かれたようでした。以前の記事にした観光センターと畑の位置関係もありますが、ビラ配りなどをしていても、やはりひまわり畑に行く前に観光センターに行くルートは、現状では提案しきれなかったかもしれません。リーチのしやすさは課題です。

 それと、やはりたまたま謎解きを見かけて、財布を開いて挑むのは、まだまだハードルが高そうな印象も受けました。これは「謎解き」の知名度と浸透度にもよるのでなんとも言えません。近年流行りの脱出ゲームなんかも、初めてのハードルって意外と高いですしね。私も死ぬほど緊張した覚えがあります。こうした層にどうアプローチして手にとってもらうかが課題になりそうです。

 謎解きファンに関しては、正直1年目の売出しで遠路はるばるこの田舎まで来るのかという疑問は正直ありました(私も、ビッグネームならともかく、観光地の謎解きは評判、出来を考慮して、慎重になると思います)。ですが、初日から謎解きファンもいらっしゃって大変嬉しく思いました。CLAYSTONE様の過去の仕事をご存知で、それを目的に来てくださった方もいて、これはかなり嬉しかったです。

 

 まとめると、手軽さと、畑に行く前の認知が課題だということです。謎解きって結構、誰でも楽しめるお手軽アクティビティだと思うのですが、未経験だとその感じはわからないでしょうし、ひまわりの里を楽しむ新たなルートを提案するには、その溝を埋めるための一手を考える必要がありそうです。

 できれば継続していきたいと考えてはいますので、よりよいものを作れるように知恵を絞っていきたいと思います。

 今回はこんなところで。

閲覧頂きありがとうございました。

 

【今日のなぞなぞ】

3×10^⁠48+2^2

この歴史書ってなーんだ?