北竜町農家のなんとなく

北海道北竜町の農家がほそぼそ考えたこと。

絵本について③岩井俊雄『100かいだてのいえ』

【前回のなぞなぞ】

 

 店員さんがずーっと「ルルルルル………」と非常に激しい様子でまくし立てているチェーン店ってどーこだ?

答え:ドトール(怒涛・ル)

 

 いよいよ仕事が始まる気配がしてきました。ちょっと身体動かしたらへとへとです。早く慣らさねば……!

 

 さて、今回は絵本のお話。紹介するのはこちらの絵本『100かいだてのいえ』です。

 叔父がお土産に買ってきてくれたので読み聞かせました。そのハマりっぷりは、前回紹介した『りんごかもしれない』をやや上回るようです。毎日読んでいたのに、それでもずーっと楽しそうにしています。

 

 星を見るのが大好きなトチくん。ある日、1通の手紙が届きます。「100かいだてのいえの てっぺんにすんでいます。あそびにきてください」。森の中に現れた家は、とってもたかくて、てっぺんもよく見えません。恐る恐るトチくんは登っていきます。いったい誰が住んでいるのでしょうか?

 

 そんなお話。中には10階ごとに違う生き物が暮らしています。一階ずつ細かく様子が描かれていて、とっても賑やかでかわいいんです。部屋も、動物の特徴に合わせた細かな仕掛けがたくさんです。

 読み聞かせ方も色々ありそうです。私は数字を覚える意味でも、階段を指でなぞりながら数字を読み上げ、トチくんと動物がいるところに着くと会話を読む、といった感じ。何日も続けて読んだため私が飽きたときには、一部屋ずつで軽く「〇〇してるね」と言いながら進めていきました。息子は「ここはレストラン!」とか「お風呂入ってる!」「公園で遊んでる!」などと実況してくれます。それだけでもかなり刺激になっている様です。

 この絵本は数字に親しみつつ、動物たちの特徴に触れる機会を生み出すように意識されているのではないかと私には思えます。100階に着いたときの絵もかわいらしく綺麗で、なんとなく達成感もある気がします。こういったところがうちの息子には刺さったのではないでしょうか。

 

 因みに、この絵本はシリーズになっていて、「もりの100かいだてのいえ」も私の叔父から頂きまして、さらに「うみの100かいだてのいえ」も買いました。それにも勿論、大ハマリしています。「もりの〜」は生き物と楽器、「うみの〜」は着せ替え人形がコンセプトになっていて、これも面白い。(それはそれでまた記事にします。)寝る前の読み聞かせにオススメの一冊です。

 今回はここまで。皆さんも、オススメの絵本を教えて下さったら幸いです。閲覧頂きありがとうございました。

 

【今回のなぞなぞ】

停電した瞬間、本棚からなくなってしまった本ってなーんだ?